金属屋根について
「金属屋根」と言えば銅板。その優れた加工性と耐久性そして意匠性、特に経年変化で緑青を帯びた屋根は日本人の心に響き、神社・仏閣で使われているのも肯けます。
近年では大気汚染から銅板の耐久性が危ぶまれ、又綺麗な緑青を帯びなくなって来た事を受け、カラーガルバリウム鋼板やフッ素塗装鋼板、銅板の代役としてカラーステンレスやチタン等も普及してきました。
工法では在来からの平葺き・立平葺き・横葺き・一文字葺き等に加え、近年のリフォーム需要に応えるべくアスベストを含む屋根材(コロニアル・スレート)リフォーム専用葺き重ね工法や弊社独自の奈良市内等の狭小地での既存瓦を撤去せず「金属屋根」を葺く工法等も有ります。
「金属屋根」は軽い、割れない、長尺加工も出来、耐久性・断熱性・経済性・アフターメンテナンス・耐震による軽量化等、屋根勾配や形状に関わらず施工できる万能屋根材です。
弊社ではより多くの方がこの「金属屋根」を採用して頂き、安心・安全に暮らせる様、今後も努力していきたいと思っております。
奈良市内 横葺き
和歌山市内 横葺き
斑鳩町内 カバールーフ
建築板金について
金属薄板の特性を建築に応用し、前述の金属屋根や外壁、雨とい等の製作施工や神社仏閣の錺金具製作等の専門業を建築板金業と言います。
それぞれの住宅や形に合わせ、その加工から取付までの大半を手作業で行う優れた職人技を持った専門職です。弊社では、それぞれの建物に合う最先端の材料とそれぞれの建物に合わせて加工し取付ける従来からの板金技能とで、最高の仕上がりを皆様にご提供出来るように努力しています。
又、奈良には「大和式鮟鱇」と言う奈良(大和)独自の意匠をした銅製の雨樋が有ります。そして他地域では考えられない程数多くの「大和式鮟鱇」が残っています。特に斑鳩、桜井、大和郡山、広陵等には優れた意匠の物も少なくありません。
優れた職人が減っていく現状の中、このような伝統的意匠を残し次世代へ伝承する事も我々の責務だと思っております。
香芝市内 板金工事
葛城市内 雨樋工事
田辺市内 雨樋工事
命を守る室内型耐震シェルター「剛建」
~迫りくる東南海地震への備え~
現在、古い木造住宅において耐震補強が進まないのは、経済的負担・工事の
煩雑さ・工事日数等による事が多いと思われます。そこで住宅内の一部屋に
頑丈で安全なスペースを安価で確保する「耐震シェルター」という発想があります。
今年4月の熊本地震を受け、6月にお客様から耐震シェルターのご相談を受けました。
「築100年以上の家なので、全体の耐震工事は費用的に無理だ。せめて寝たきりの
母と介護で添い寝している妻の寝室だけでも耐震シェルターに出来ないか?」
と言う内容でした。早速今回皆様にお薦めする室内型耐震シェルター「剛建」を
提案させて頂きました。床が畳だった為、フローリングに変更する必要が有ったものの、床下の状態も良く、最終日クロス貼と照明移設のオプション工事まで僅か5日で設置完了致しました。「明日からは安心して眠れます」とお客様大満足でした。
シングルベット2台置いても十分な広さと夫婦2人生活空間を確保。内寸(間口2550X奥行 2150X天井高さ 2077)
採光と空気の流れを考慮し、四方を出入り口にした構造で通り抜けも可能。
地震で家が倒壊し、がれきに塞がれても、四方が解放されている為いち早く非難救出が可能。
入り口の1カ所は生活しやすいバリアフリー。
国産材を使用し身体にも、環境にも優しい。
キット化により低価格を実現。
設置込みで38万円。
施工前 6畳和室
土台・柱・天井完成
耐力壁完成
地震が起きても直ぐに逃げられない状況(就寝中・寝たきりの方が居る)等、
いつ来るか分からない不安の解消になる事は間違いありません。
自分の命は自分で守るしかありませんが、そう出来ない場合や場面も想定しないといけません。
室内型耐震シェルター「剛建」を設置し、ベッドの下になどに非常食や、
水・簡易トイレなどを置いておけば、震災後も助けが来るまで、数日はしのぐ事も可能です。
是非、この機会に室内型耐震シェルター「剛建」をご検討いただき直ぐにでも設置して頂ければと願っております。